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2006.10.18

ノーベル平和賞 ユヌス氏

<グラミン銀行>
ここ数年いつも学生の研究テーマは、「マイクロファイナンス」
そこで必ず出てくるのが、
ユヌス氏の創設した「グラミン銀行」(農村銀行)の活動

(バングラディシュの約7万の農村で6600万人以上に融資、
世界ではすでに1億人以上が対象で、今後貧困のアフリカなどにますます普及)

初めはそのアイデアの卓抜さに驚いて、学生の発表を聞いていた。
なかなかおもしろい貧困削減の試み!!!

毎年修士論文などで学生は、このアイデアの現実的な有用性に着目して、
中国やその他の国でも適応できる可能性を実証的に研究

どうにもならない農村の弱者をなんとか助けたいという、
若者の本物の意気込み・熱意を熱く感じて
若者のすばらしさに圧倒され。

ノーベル平和賞、
(シュヴァイツアーの平和賞受賞の喜び、世紀を超えて再現ですね。
「国境なき医師団」や「新品種改良による緑の革命」の主唱者などの受賞に続く地球の喜び)

豊かさから取り残された多くの人々、
(1日1ドル120円以下の所得で厳しい貧困生活を送る11億人)

みんなが喜んでいるでしょうね。
貧しい人の声は、この地球では心温かく人々に、十分聞かれているよ、
見捨てられていないよ!!!

その実感が心の中で湧き上がる瞬間ですね。

ユヌス氏のセランディピティ>

旅に出る

1972年に母国バングラディシュにアメリカより帰国
大学で経済学の教鞭

大飢餓に見舞われたバングラデシュの農村に旅に出る
(やがて大学を離れて農村で貧困支援活動に)

現実の貧困の大海に飛び込んで、実践的な活動に転じる。

・気づき
農村の貧困者の姿に接して、新たな発見
その心は、貧しい人々の立場に立って考えると、
思いがけなく、分かる、気づく

(いつも温かい思いやりの気持ちで周りの人々の悲しみや悩みを観察し
一緒に冷静な心で正しく考える習慣が不可欠 
  若い方へ もし将来ノーベル賞の候補になるには)

農民、特に女性の苦しみは、お金がないことだけでなく、

貧しさから抜け出るために
自分でできる何か仕事を始めようとしても、
必要な資金が借りられないこと

(貧しくて担保がないと銀行は貸してくれない、
異常な高い金利を要求されるととても返済できない

女性差別の厳しい国で、銀行は女性を経済活動の相手にしない)

ほんの少額でも
貧しい人の個人事業の立ち上げには、非常に有効だよね
(銀行はコストがかかると、少額の貸出に渋い顔)

農村社会
個人主義的合理的な行動だけでなく
集団で監視し、助け合う「心の情」を大切にする人々の集団社会

貧しい人々でも自尊自助の人間としての誇り
生涯他人の情けに頼って恵んで貰う生活よりも
自分の責任で、自分で自分の糧を手に入れたい。
なんとか少しでも収入の道を拡げたい
女性でも何かやれます!!!
小銭さえ借りられれば、自分のお店がもてますよ。

・心の変容ーー新しい発想
(貧しい人にはお金を援助すれば良いという発想から変容)

女性が継続して小銭を借りられるようにするには、
今の銀行がやっているとまったく反対のことをやってみよう

銀行に来て貰うのでなく、
銀行から出かけて、借り手を訪問し、顧客を拡大
(特に女性の貧困者は、厳しい性差別の社会的慣習で、
相手にして貰えなかったので銀行を利用する習慣がない、
こちらから巻き込んで参加させる)

担保は取らない、(そんなものはもともとない)

個人貸出でなく、5人グループへの集団貸し付け、5人の連帯保証
(親しい仲間が相互に連帯協調している田舎社会の特徴を生かす、
個人主義の合理的な発想による銀行経営とは基本的に異なる経営思想)

少額の貸出
(銀行はこんなものに手を出さない、コストばかりがかかるので)

経営技術の指導などで幅広い側面における借り手への関心と指導
自己責任能力の支援
(常時借り手の近くにあって、金を貸すだけでなく、
それを有効に活用できるように温かい心で必要な技術指導
そんなことをすると余計な経費がかかると
金を貸して金利収入だけに頼る銀行)

<経営的に成功>
農民の連帯意識は強く、5人で返済、
回収率90%の成功
銀行としても十分採算性あり

地元の資金は、銀行の支店網を通じて他の発展している地域に流れていくのに
ここでは、地元資金が地元の貧しい人々に循環されている。
村のわずかな資金を自分たちの生活向上のために使用

<日本にも同じような発想による貸し付け>
佐藤彦五郎さん
村の人々に事業に必要なお金を常時貸し出す。
村の人々を信じて、支援する資金力のある方が、
担保がないが高い志のある方に資金的な支援、
同時に温かい心で監視と指導の支援
(その方が成功すれば、また無担保の支援の輪が拡がる、
村人の相互の高い信頼力が担保。長年培ってきた村の宝)

基本的には
村のこの支援システムを、公的な銀行組織に発展させたのが、グラミン銀行

新撰組の立ち上げに、さんざん資金を送ってもらったのに
ついに佐藤さんたちに資金返済をしてなかったなー
江戸に帰ってきても、歳さん、また佐藤さんに、銃の購入を頼む。
(それで佐藤さん官軍の多摩進行時に非常に厳しい状況に、村の指導者は辛い)

(ちなみに、今度私の指導学生が第2の佐藤さんに、  
      当選の期待が高まるばかり。)

資金の豊かな佐藤彦五郎さんの住み家が、明治維新を経て他人の管理
今では、村の「情の経済」とはさよなら。
その代わりに市民社会の公共心

個人主義だけの新しい文明は寂しいね。





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» 「人はお金を稼ぎ出す機械ではない」 [magnoria]
 ノーベル平和賞ユヌス氏の言葉。「人はお金を稼ぎ出す機械ではない」「人のためになるビジネス」「挑戦のない人生は真の人生ではない」。彼は貧しい人達にお金を与えるのではなく貸し出している。そしてたくさんの人々が貧困から抜け出している。彼の言葉の裏には人間の可能性への揺るぎない信念があるのだ。 http://takujuku.cocolog-nifty.com/shinsengumi/2006/10/post_83ed.html... [続きを読む]

受信: 2006.10.29 18:53

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