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2008.12.02

心の滋養(7)あなたの心の中の名画は?

イメージトレーニングについて書きます

今回は
何度も書いたイメージトレーニングの話題です

日々幸せに生きる
そのためには、
脳の中で幸せを感じる新皮質(左前頭葉全部)の活動を
活性化させなければなりません。

脳は
訓練によってどんどん活性化されるそうです
幸福感を司る神経の回路が
訓練によってどんどん大きく太く成長するそうです

それならば
幸せになりたいという願望を満たすために
その神経回路を太くするトレーニングが
非常に重要になります

シャイモフさんの話
(30ページ)

”同じ考え方や行動を
何度も繰り返しているうちに
轍がしだいに道になっていくように
神経回路がしっかりできあがる”

”脳は
大人になっても柔軟で
私たちが
考え方や感じ方や行動パターンを変えれば
脳は、
それに応じて自ら溝をかえていく”

だから
幸せを感じる神経回路を鍛えて
太く大きくしていけば
生涯を通じて、より長い時間にわたって
人は
より大きな幸せを感じることができる
それが誰でも人生の目標でしょう

みなさん
齢をとるにしたがって
自分の身体の鍛錬を考えるようになります
運動不足を心配して
体を動かすようなスポーツに
取り組もうとします

幸せを感じる脳も同じように
鍛えることが重要です


最近少し落ち込みが出てきている
あまり幸せを感じることもなくなっている
そう
少し幸せ感が落ちていると思うと
スポーツと同じく
脳のトレーニングも重要になってきます

左前頭葉前部における神経回路を鍛えること

そのためのトレーニングは
いろいろ考えられます

今回は
イメージトレーニングによって
アルファ波を多く出すことを考えます

実は
アルファ波が十分出ていないと
幸せを感じる神経細胞の働きが弱いからです
アルファ波を多く出して
心が明るくリラックスしてくると
人は自然と幸福感に浸れるようになるでしょう

シャイモフさん
(89ページ)

”幸せな人には、
アルファー波が多く現われ
小脳扁桃が出す恐怖のメッセージに対して
反応が小さい”

”幸せな人々は、・・
より大脳皮質の活動が活発で
悪い考えや経験に対して
いつもポジティブに反応する”

●自然の恵みの治癒力

静かな杜の森林に入って、
自然の綺麗な空気を精一杯に吸っていると
心が
非常に解放された幸せな気持ちになります
その明るい気持ちは、
どんどん広がってきませんか

森林の樹木には、
脳を癒す高周波のエネルギーを発しているといわれます
そのエネルギーを受けて
自分の体内のエネルギーも、
より活発になり、増強されていって
自然と気持ちが
大きく明るくなる、
その時
心は
すがすがしい開放感に満たされてくるのでしょう
それが幸せ

若い頃に
山登りに明け暮れていました

麦草峠を超えて、北八の方向に上っていくとき
高い樹木の下を歩いていると
本当に心が洗われるような爽快な気分になりました
今でも忘れられない一人旅です

時には
こうした自然の旅によって
心身ともにリラックスさせることが重要です

●イメージトレーニング

しかしながら

日常生活では
なかなか山に登ることもできませんし
静かな波を聞くこともあまりありません。

そこで
イメージトレーニングが重要になります

アルファ波をより多く出せるような
イメージトレーニングを
日常的に繰り返していくのです

その方法は

目をつぶって瞑想している中で
まるで
森林の中で清らかな空気を浴びているような
そんなイメージを脳の中に作り出すのです

森林の樹木の中に立っていると
空から降りてきた光の筒の中に包まれるように
とても明るい軽やかな気分になります
心が解放されていくようです

その時
脳の中で
アルファ波が多く現われ、幸福感が高まってきます

問題は
イメージトレーニングのやり方です
そんなに簡単には
集中してイメージを作り出すことができません

●イメージを結ぶ力を鍛える

前にも書きましたが

中央大学の水泳部で
イメージトレーニングの達人(高橋コーチによる)
4年次TBSへの入社のとき、
少し話し合いました

彼のアルファ波を出す方法は

目を閉じて
故郷の九十九里浜の波の音を思い浮かべるそうです
子供のときから慣れ親しんでいる
故郷の自然の優しい風景
その波の動きと静かなうねりの音
それが彼にとって
一番なじみのある風景であり
目を閉じるとすぐに思い出して
イメージにはっきり浮かんでくる

その静かな海辺の景色を思い出していると
心が落ち着いてきて、リラックスし
アルファ波が多く出てくる

何度も何度も
そういたイメージングの訓練を繰り返していると
できるだけ短い時間に
より正確に細かいところまで
脳裏にイメージをくっきり描き
よりリラックスされて、
それだけアルファ波が多く出てくる

水泳選手は
この状態で
実際にプールに飛び込んで
泳いでいる姿をイメージする

アルファ波が多く出て
よりリラックスしていると
泳ぎのイメージが時間的により正確になる

その水泳のイメージにあわせて
レースでは
設定されたぴったりの時間で
泳ぐことができるようになる

そこで
マイミクさんにお勧めのトレーニング

あなたの一番心が休まる風景は何でしょうか

故郷の静かな山の風景でしょうか
旅でみた海辺の波の風景でしょうか

それとも

毎日の生活で見慣れた景色でしょうか

川の景色
(ロンドン塔の側を流れるテームズ川の風景は素晴らしいかった)

街路の景色
(パリの街は素晴らしい景色が多い)

休みの日にそこに行って
しばらくぼーっと眺めている
そんな風景

故郷の風景ならば
たまに帰郷して
懐かしい山川と対面してくる

学生時代
熱心に教会に通い聖書を読んでいたためか
心が辛くなると、イメージが浮かぶ

不思議に
イタリアの山の上の森に囲まれた修道院
麓には夕闇が迫っているのに
その修道院だけは
まだ夕日の光を浴びて明るく輝いている
そんな風景画がいつも浮かんできました
そうすると
心がすごく解放されて、
夢を見るように子持ちが晴れて、嬉しくなりました

まず自ら努力して
一番落ち着く風景を探して下さい

うまく見つかれば
その風景のイメージを
しっかり脳の中に記してください

何べんもしっかり観察して
細部までくっきり具体的に描けるように

まだ不十分でしたら
次の休みにもう一度そこにしばらくたって観察

コローの絵画には
空気と光が感じられますが
コローは
何度も何度も現場に立って
その自然の風景を眺め尽くしたそうです

プロの画家でも
かなり時間がかかりますので
あなたは、
努力して何回でも見とれてください
その時
光を感じ、音を聞き、風の流れを感じ

そして
そこにいつも登場する親しい仲間
(樹木、犬、水、人間、橋、船、・・・)
に声をかけて対話する

先日行ってきた瀬戸内海の夕焼の海
今も
まぶたにすぐ浮かんできます

函館旅行で行った
江差の沖の白い波の風景
今も
心にしみこんでいます

もう一度、もう二度、もう3度
行ってみたい風景

これらはすべて
あなたの心を癒してくれる名画

あなたの心の中に名画を一つ飾ってください
もっと多くあれば、時々架け替えることも

日常的にどこにいようと
目をつぶると
すぐにその名画の細かな様子が浮かんできて
心が明るく解放されてくる
気持ちよくなってくる

日常生活で繰り返し
同じようなトレーニングをしていると
脳の中に
アルファ波をより早く、
より多く出すような
神経回路が
より深く、より太く刻まれてくる

気持ちの落ち込みを感じるとき
怒りの感情に捉われているとき
不安な嫌悪感がついて離れないとき

あなたは
心の中の名画を思い浮かべながら
イメージトレーニングする

アルファ波を一杯出して
気持ちが軽くなり
やがて
幸福感を得ることができる

心が痛むとき
心が不安になるとき
心が悲しむとき
心が怒りに震えるとき

そんなときには
静かな部屋の中で
時にはローソクの明かりのもとで
心の中の名画をゆっくり鑑賞する

その過程で
徐々に心がリラックスされて
アルファ波で出始まると
もう
あなたは
もう幸福の国への入り口にきています

ウルグアイで難民救済の困難な仕事をされている
国連高等難民弁務官の高橋さん(前述)
気持ちが落ち込んだときは
一人で部屋に閉じこもって
ローソクの明かりのもので
好きな音楽を聴かれるそうです

そうして
自分の心を明るく切り替えている

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