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2009.01.17

オバマのアメリカ文明、過剰な消費生活

もうすぐオバマ大統領の誕生

そこで

アメリカ文明について

しばらくアメリカのことを書きます

仏陀は
「中道」の精神を重視しました

極端なことを避けて
中道をあゆんでいく

仏陀は
贅沢な宮殿の暮らしから抜け出した後
悟りを得ようとして
長い時間の断食行をして
体がぼろぼろになった

その両方とも
決して人間を悟りに導くものではない
そのことを認識するようになる

人間には
生きていくうえにさまざまな欲望が生まれてくる
その欲望をすべて満たそうとして
過剰な消費生活に走るのは、
避けなければならない

自分の欲望充足だけを考えて行動する王様
そんな消費者になってはいけない

だからといって
健康な体の維持にとって必要なものも
十分摂らないような消費生活も良くない

その間に仏陀の中道

5年ほど前に
(好調なアメリカ経済について)
毎日放送のラジオ解説で
こんな話をしました

今アメリカ経済は、酔っ払ってきている
このまま酔い続けて寝込むと、大変なことになる
深夜になって、駅のベンチで酔いが覚めたとき
終電車がもう出てしまって
途方にくれることになる

そんな深刻な危険性が
潜在的に隠されているので

アメリカ経済の慎重な運営が不可欠である

酔いを醒ますことがまず必要
過剰消費の体質を変えること

このアメリカの酔っ払いの話を
先日
ハワイ大学の教授に話すと
最近のアメリカの新聞論説でも
「アメリカ経済の酔っ払い説」
がでていたとか

アメリカは
日本や中国など
海外諸国から大量の資金を借り入れて
国内の消費者に
財の購買力を移転させている

普通のアメリカ人でも
借金ばかりの生活で
どんどん消費財を購入していく
その典型が瀟洒な住宅の購入

資本主義の下で
自由な競争市場では
消費者の欲望を掻き立てるような新商品の開発や
それの大量販売宣伝の戦略が
活発に導入されている

海外から借りたお金を
こうした消費者に大量に回していくと
当然のことであるが
消費のバブルが発生してくる
借り入れた資金でどんどん消費を拡大させる

自分の稼ぎにあった購入能力を
はるかに超えて、
人々は贅沢な生活に走っている
隣近所の人々が
そんな生活をしていると
それに影響されて
他の人々も余計な消費支出に走っていく

いつかこんなアメリカ国民にバチが当たるよ!!!

世界中には
1日1ドル以下の金しか無くて
生命を支えるのに困難を感じている人々が10億人も
いるのに

世界の金が
贅沢を推し進めている豊かなアメリカにばかり
流れていく
これはどうみてもおかしい

しかも
海外から借金を一杯して豊かな消費生活を
アメリカが維持していくには
世界の中で
たくさんの資源とエネルギーを消費しなければならない

地球上で
環境保存に厳しく迫られているのに
ここまでに贅沢な消費生活は許されるのか

この過剰な消費生活を中心にしたアメリカ文明は
環境問題の深刻化を必然に誘発して

この状態は
今後永続するようなものではない

そもそも
人間は
際限なく欲望を肥大化させ
それを充足させていくのが
本来の人間らしい生き方であろうか

こんなに大量の消費財を消耗するアメリカ社会では
精神的に病んでいる人々が一杯出てきている

企業の激しい広告宣伝に操られて
他の豊かな人の生活を真似して、
自分の資金以上に余計な買い物を続けていく

その買い物は
決して心の中の幸せ
を大きくさせてくれるものではない

他人からのデモンストレーション効果が強く働いて
本当に自分の満足できる消費生活を見失っている
知的に豊かな生活に繋がってこない

もちろん
アメリカの過剰消費を支えるために
海外から大量の消費財が輸入され
その結果
中国や日本などのアジアの工場で雇用が膨らんでいる
他の国のGDPの拡大には貢献している

しかし
現代文明の中で
このように過剰な消費を次々生み出して
資源とエネルギーを大量に消費しながら
人々の仕事を作り出すのが
妥当なものであろうか

そこには当然一定の制約があるはずである
誰だって美味しいものを食べたいし
綺麗な家に住みたいし
便利なものを使いたい

それは人間本来の欲求である

しかし
その欲求を無限に追及することは
決して人間として本来の幸せなことではない
どこかで肥大する欲望を抑えて
コントロールされた欲望の中で
社会的に見てバランスの取れた発展を
考えていくべきである

地球場で利用可能な
限られた資源やエネルギーを
貧しい人々にも
これから大きく回さなければ
世界の深刻な貧困問題は解決できない
人類の共存は難しい

ここでもう一度
豊かな社会で、適切な消費生活とは何か
みなで考える必要がある

無限に欲望を肥大化させて経済活動を活発化させることが
許されるのか

アメリカ人は
自分たちが世界の中心であるから
何でもできる
一番豊かな生活を享受できる
そう考えているならば
とても今の世界の中で他の国と共存していくことが難しい

もう一度

仏陀の「中道の聖心」
ほどほどの消費生活の中で
人間としての幸せをみつけていくことが
必要になっているのではないでしょうか

その意味で
今回の大不況は、
神様からアメリカ人へのお説教
生き方を反省するよい機会
欲望を掻き立てるだけの市場経済の行き過ぎを
見直すべきとき

オバマさんは
どこまでこの点を考えているか

ついでに豊かな日本の消費者も
考えなければ

消費拡大のために給付金の支給

一時的に雇用を増やしたいという意図は分かるが
豊かな日本人の潜在的な欲望を掻き立てて
消費を刺激するようなやり方は
どうなのか

仏陀は悲しむにちがいない
余計な欲望の刺激で、
資源やエネルギーが浪費される

その金を、
むしろ環境保全に
あるいは、
世界の貧しい人々に

あるいは
教育投資に向けて
人材育成に

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コメント

■オバマ次期大統領 「日本を追い越せ」 代替エネルギー倍増で世界をリードする姿勢-黄昏EUの二の舞にならないように・・・・?!
こんにちは。オバマ政権、環境問題にずいぶん力を入れるようです。しかし、EUなどの老練・老獪な連中の術策にはまらないように、正しい方向性で頑張っていただきたいと思います。間違っても、大々的な二酸化炭素排出権取引などにのりだすようなことのないようにして欲しいものです。排出権取引は、現実には、サブプライムローンよりも低劣なデリバティブ商品です、もし、これを証券化するなどして、大々的に行えば、早ければ数年後、遅くても十年後には金融危機の再来です。いずれにせよ、正しい方向性で環境問題に取り組んで、実効性のある政治を行っていただきたいです。私のブログでは、最近撮影されたオバマ次期大統領の正式肖像も掲載してあります。詳細は、是非私のブログをご覧になってください。

投稿: yutakarlson | 2009.01.18 11:17

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