カテゴリー「学問・資格」の7件の記事

2009.09.15

中国旅行としばし休憩の知らせ

日頃つたない日記を読んでいただいて

ありがとうございます

中国旅行で、しばらく休みます

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2009.01.17

中大教授、親子教授

痛ましい事件です

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2008.12.16

ハワイ大学、経済学博士、息子の晴れ姿

18日から卒業式に、娘たち二人と一緒に出てきます

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2008.04.30

受験生へ、選択に関する脳細胞を鍛える

受験生へ進路選択について

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2006.10.18

ノーベル平和賞 ユヌス氏

<グラミン銀行>
ここ数年いつも学生の研究テーマは、「マイクロファイナンス」
そこで必ず出てくるのが、
ユヌス氏の創設した「グラミン銀行」(農村銀行)の活動

(バングラディシュの約7万の農村で6600万人以上に融資、
世界ではすでに1億人以上が対象で、今後貧困のアフリカなどにますます普及)

初めはそのアイデアの卓抜さに驚いて、学生の発表を聞いていた。
なかなかおもしろい貧困削減の試み!!!

毎年修士論文などで学生は、このアイデアの現実的な有用性に着目して、
中国やその他の国でも適応できる可能性を実証的に研究

どうにもならない農村の弱者をなんとか助けたいという、
若者の本物の意気込み・熱意を熱く感じて
若者のすばらしさに圧倒され。

ノーベル平和賞、
(シュヴァイツアーの平和賞受賞の喜び、世紀を超えて再現ですね。
「国境なき医師団」や「新品種改良による緑の革命」の主唱者などの受賞に続く地球の喜び)

豊かさから取り残された多くの人々、
(1日1ドル120円以下の所得で厳しい貧困生活を送る11億人)

みんなが喜んでいるでしょうね。
貧しい人の声は、この地球では心温かく人々に、十分聞かれているよ、
見捨てられていないよ!!!

その実感が心の中で湧き上がる瞬間ですね。

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2006.08.23

新著「開発論」の校正

ついについに
「開発論ーこころの知性」     副題=人間開発、社会開発   が一冊の本に
今日やっと初稿が送られてきました。丁度300頁(中央大学出版部)

一冊の本を書いた喜びと達成感! これ、たまらないですね。
半年近くのすべての苦しみが、喜びに飛び散る時です。
何度書いても、初稿は、創作する感動を手にとって実感する瞬間

読み直していくと、なんだか自分の文章があまりに下手で、恥ずかしいよ。
あまりに何度も書き直している内に、なんだかとてもくどくなっている。

本の一番最初の書き出しを以下少し紹介します。

読者へ;  シュヴァイツアー博士の言葉「諦念と意欲」
 
 栄養失調で痩せ衰えた子供達、粗末な部屋で重い病のために死を待つばかりの横たわる女性、人生の悲しみを一身に背負って耐えている弱々しい姿に接すると誰でも、この世に生きるものの哀れみを感じ、悲しみに深く心を打たれます。そこには、アフリカ密林の聖者シュヴァイツアー博士の言葉”諦念“、死者への祈りしかないのでしょうか。

 しかし、アフリカのジャングルの中で医療奉仕に生涯を捧げるシュヴァイツアー博士には、”諦念“に並んで”意欲“という言葉があります。
 目の前ですでに起こっている現実の悲惨な光景に対しては、どうにもならない人間の無力を感じ、どんなに辛くても”諦念“の気持ちで現実をそのままに受け入れなければなりません。
 しかし、人間には未来という時間が残されています。これからの時間でこの厳しい現実をどのように救済していくのか、この厳しい問題をどのように解決するのか、現実の人間救済を考える時間が、人間の前方に残されています。もし、現実の厳しい姿に悲しむ人々が、”諦念“の気持ちをのり超え、未来の幸せな世界に向けて強い”意欲“を持てば、どんなに深刻な事態にうちひしがれていようと、問題解決へ新たな挑戦に取り組む力が沸いてきます。強い”意欲“に導かれて、人間のもつ知識とあらゆる知恵・技術を動員すれば、人間の悲惨な現実を少しでも救済できる道をみつけることができます。
 これが、アフリカの密林の中からシュヴァツアー博士が送るメッセージです。”諦念“と”意欲“という言葉を通じて、開発論を志す我々を励ましています 。

 今も、1日3万人もの子供達が適切な予防衛生措置も受けられずに死んでいきます。この悲惨な貧困、人間苦悩の大海を厳しい冷徹な目で直視しながらも、そこから救済される人々の喜びを大切にして、開発の事業に意欲を燃やし続ける人々も数多くいます。開発の事業がどんなに困難なものであっても、そこに参加する仲間の熱く燃える心が共鳴すれば、お互いに強い意欲を持ち続けることができます。本書は、こうした強い期待の気持ちを込めて、貧困の現実分析を行い、それをもとにして貧困削減問題の基本的な解決策を考察していきます。

田中拓男著『開発論 ーこころの知性』より

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学生の海外調査

夏休みの終わり
もう8月も下旬、そろそろ海外調査に旅立つ日。
夏休みも時間が経つのが早いです!!
せっかくの休みだから、少々疲れたので休養しようと思う気持ちと
十分まとまった時間のとれる休みの時間を活用しなければと焦る気持ちと
毎日思い迷いながら、やっぱり集中力が高まってきません。

海外調査
私のゼミは毎年学生が海外調査に行きます。
今年の調査活動は次のようです。
中国;
「日系金融機関の中小企業へのファイナンス」
中国の超高度成長過程で、先端的な工業活動を支える裾野産業としての中小企業の育成がこれからの重要な課題。現地に良い部品や材料がないと、日本などの製品輸入に頼ってしまう。ただ、技術力がありながら経営力の弱い中小企業を支えるにはお金の面で十分面倒を見なければならない。ということで中国に進出した日系の金融機関が現地の中小企業育成にどのように貢献しているのか。
「企業の社会的貢献」 CSR
社会的存在としての企業の社会的貢献が近年大きな課題になっています。日本国内でも重要な問題であり、企業の関係者にインタビューを行ってきましたが、夏休みはさらに新たに展開する中国で日系企業などが地元社会にどのような貢献をしているのか調査。地元社会に歓迎されることが長い目で見て海外で日系企業が成功する秘訣。
ちなみに室町時代から盛んにアジアに進出した人々は、現地社会への貢献を通じて現地に根を下ろしていった。本などで日本のことを知って貰うのは重要ですが、直接地元の人々と接することで、日本企業への理解と日本への親近感を持っていただくことも重要。これからの国際関係は、草の根の民間大使の働きによって支えられる。
インド;
「ケララ州における農村開発ー水利灌漑事業を中心に」
現地で活動しているNGOのお世話で農村社会に入り、農村のインフラ整備などコミュニティ開発の実態を調査する予定。当初私も同行する予定で手配していたのですが、いろいろな事情で諦めました。残念。
昨年の農村開発は同じインドでも北の方の非常に貧しいハリジャン社会、
教育レベルでみると、今年のケララ州はインドでもっとも進んでおり、昨年のビハール州は最低の水準。この両極端の地域において農村開発戦略がどのように違ってくるのか、調査結果が楽しみです。
ちなみに、
昨年の調査結果は独自の「ハリジャン開発モデル」として発表し、私の新著『開発論』にもケーススタディとして紹介されています。貧しい人々の大群の中で一体どこから手を付ければ良いのか途方に暮れますが、それでも何かやらなければ多くの貧しい人々の命を救うことができないのです。

「インドの中産階級の市場」
高成長を続けるインド経済は、先端的なICソフト産業の発展に支えられていますが、中産階級の人々が群として生まれてくると、インド市場に新しい商品マーケットが生まれてきます。アジアの魅力的な新市場としてインドの中産階級の消費ニーズを調べようとインタビューに出かけました。当初は現地のアンケートを予定していたのですが。次期首相候補の安部さんも新市場としてインド経済の高度成長に着目しているようですね。

悲しいけど笑い話
昨年ビハールの極貧地域の調査から帰ってきて、インド専門家の小島教授に電話、「凄かった!圧倒された!」
小島教授も、「そうでしょう!、そうでしょう!」と相づち、インドの凄さをお互いに共鳴し話しているうちに、
話が少しずれてくる。二人の会話がどうも辻褄が合わずにおかしくなってくる。二人の凄さの意味がまったく相反することが分かって唖然。
小島教授はITソフト産業を調べて、著書(東洋経済)が受賞したのですが、その内容はインドの飛躍的な発展を取り上げている。「凄い」という意味は、ソフト産業の圧倒的な成長力、理工系の学生が毎年100万人もこの産業に就職して高い競争力を支えている。日本ももはやインドのソフトなしに発展できないと(hotmailを考えたインド人は巨万の富で若者の夢の人物)

これからの世界を引っぱっていくようなすばらしい経済力をもつインドに、これだけ大量の貧民者の群れ、極端な貧富の差が高度成長過程でますます深く巨大な社会的な溝を形成。中国もそうですね。取り残される人々の悲しい運命!!。その鬱積した気持ちが海外諸国への感情的な反発やテロに向かうことを懸念。

マニラ
「ストリートチルドレンに対する演劇を通じた教育」
私も同行しますので後でまた取り上げます。

学校外における貧しい子供のたちの教育に演劇を活用しようというおもしろい試みです。
ジャイカの若い方も演劇を通じてエイズ知識の普及事業にラテンアメリカで取り組まれた話を直接伺って。

貧しい社会における演劇を通じた教育普及活動
若月俊一さん、96歳で先日なくなられましたが、農村医療の先駆者
”「農村に入るなら演説ではなく、演劇をやれ」という宮沢賢治の教えから、病院に演劇班を組織し、芝居や人形劇を通じて農村に予防知識を普及(朝日新聞8.22)されたそうで”、すばらしい方ですね。アジアのノーベル賞と言われるマグサイサイ賞を受賞。貧しい人々のことを真剣に考えると、その人々にあった教育方法が必要ですね。

学生の発想のすばらしさ
40年ほど前から、もう何年も同じようなやり方でゼミの指導を行ってきました。
毎年、学生たちが自分でいろいろ調べながら問題を見つけて本格的な海外調査を行う。
昨年の「ベトナムへの技術移転論文」は、国際協力銀行の公募論文で大学院生に混じって優秀賞までいただいた。
ほとんど毎日ゼミ室などでお互いに議論しながら問題意識を深め、途中でテーマの内容も少し少し変えていく。
そして直接著者の先生に訪問のアポを取ったり、企業訪問の準備に追われている。

私は、少し研究活動のペースが遅れると叱り役と、勉強の方向性の指南番
ゼミ運営は、松下幸之助流「任せて任せず」
いつも任せきりながら、側でその動きを暖かく見守っていく。
学生は自分で興味のあるテーマと決めたのだから、自分たちでどんどん先に進んでいく。
専門家を捜してどんどん教えを請いに行く。もちろん、その報告はしっかりさせながら

調べた内容を論文にまとめる工夫は、教師が教えなければならないけど、
自分たちで汗をかきながら考え考え、最終的に論文に仕上げて公に発表する。
今年の春にはブータンの政府関係者に、昨年の調査結果「ブータンの総国民幸福」の論文を英訳して届けて感心された。
教師は、すべてのテーマに対応するには大変ですが、一緒になって新鮮な好奇心で学生から教わる姿勢でいると、思いがけない発見があって、楽しくてしかたない。学生の能力の輝きに圧倒されながら。

オープンキャンパス  中央大学は明日から。
「若者の潜在力を引き出す大学教育」
最近のキーワードですね。
好きこそもの上手なれ、
それが好きだったら
どんどんやらせて、
失敗してもよいから、と励まして
よくやったと褒めて、
自分のやったことに自信を持たせる、

それで潜在力が引き出される。

実際はなかなか思うように行きませんが、40年間の試行錯誤

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